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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年12月9日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。光るマスク、開発の可能性。
ブラックライトでコロナウイルス付着箇所検出。京都府立大発表。安価なダチョウ抗体活用。
直近の日本のブースター接種者数20,993人。
1回目接種者は1億人超えの1億1,521人。
全国民の2回目接種率は77.3%へ。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 薬機法違反の小林化工の譲渡でオリックスと合意 <サワイグループホールディングス>
サワイグループホールディングス株式会社は12月3日、小林化工株式会社と同社の筆頭株主であるオリックス株式会社との間で、小林化工の生産活動に係る資産及び関連部門人員をサワイグループが譲り受けることで合意、譲渡契約を締結したと発表した。国内のジェネリック医薬品市場では、小林化工を含む複数社の薬機法違反に起因する製造停止により供給不安が発生している。こうしたなか サワイグループでは、シェアの拡大と安定供給をめざし、今回の合意に至ったとしている。
◎参考サイト:プレスリリース
- ぜん息とアトピー性皮膚炎の新たな治療標的を同定 <かずさDNA研・千葉大学>
かずさDNA研究所と千葉大学は11月24日、両者の共同研究チームが、ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす脂質代謝経路を明らかにしたと発表した。研究チームは、脂質代謝によるヘルパーT細胞の分化制御機構に着目、脂肪酸代謝を制御するACC1という酵素が、病原性T細胞のサイトカイン産生を誘導していることを発見した。そして、ACC1欠損マウスではぜんそくやアトピー性皮膚炎の症状が改善されること、ACC1阻害剤を皮膚に塗布することでアトピー性皮膚炎症状が抑制されることも確認。またACC1の欠損により、ぜんそくでは主に好酸球を誘導するIL-5が、皮膚では好塩基球を誘導するIL-3の産生が減少したことも観察されたという。研究チームでは、こうした成果を踏まえ、「病原性T 細胞のACC1を人為的にコントロールすることでアレルギー性炎症を抑制し、根治治療につながると期待される」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年12月09日)