中村十念の考えるヒント十ヵ条
Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.31 作家のガバナンス改革を考えるヒント十か条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
1.作家の林真理子氏が、大学のガバナンス改革に取り組む。日本大学理事会の理事長に就任した。
2.経営者が作家になるケースは時折見られるが、その逆は珍しい。どのような展開になるのか注目したい。ガバナンス改革という非常事態であることを考えれば、大きな山は5つあるように思われる。
3.1つは理事会の理事の構成である。反理事長派の理事が過半数を占めるようでは何ひとつ決められない。 新理事長派2割、中間派6割、反理事長派2割ぐらいの構成にはしたい。女性理事が9人以上となる見込であり、その点は朗報だ。
4.理事に加えて、監査役の人事も重要である。 どういう訳か、日大事件では監査役の責任が問われることはなかった。問われたが問題とされなかったかもしれない。理事が、お金廻りのことまで掌握するのは大変である。 信頼できる監査役の人選が必要である。
5.林さんがユニークな構想を打ち出されることは疑いがない。その構想を伝えるコミュニケーション力も傑出している。 普通、業界には業界のクセや慣わしがある。大学教育業界にもあるに違いない。ふたつ目の山は業界のクセである。構想を発想する上で、クセや慣わしを心得ておくことは時間の節約なる。 ・・・
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(公開日 : 2022年07月07日)