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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年9月1日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。オミクロンワクチン多数回接種の安全性、丁寧でわかりやすい説明必要。
笛吹けど踊らずにならぬよう、国民に拡がる不安打ち消せ。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は338人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者4万7千人。累計は81,484,404人。接種率64.3%。
4回目は一日当たり5万9千人。累計は26,566,171人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 医療計画に薬剤師の確保について記載へ <厚生労働省>
厚生労働省の「第8次医療計画に関する検討会」が8月25日に開かれ、医師以外の医療従事者の確保について議論した。そのなかで特に問題視されたのが薬剤師の不足で、厚労省は薬剤師の確保に関する記載を都道府県に求める方針を示した。この件については、「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ」(2021年6月)においても指摘されている。
◎参考サイト:第13回 第8次医療計画等に関する検討会(オンライン会議)
- 出生コホート研究 13歳時点で7割に鼻炎症状、8割が何らかのIgE抗体陽性 <国立成育医療研究センター>
国立成育医療研究センターは8月24日、同センターが行っている出生コホート研究(成育コホート)のデータ分析結果から、日本(東京)の青少年のアレルギー症状の実態と、湿疹の出現時期や持続経過により併存するアレルギー疾患のリスクが異なることを報告した。成育コホートは、2003年~2005年に妊娠した母親を登録、誕生した子どもを妊娠中から継続的に追跡し、アレルギー性疾患や症状、IgE抗体価などを調査しているもので、調査参加者の13歳時点の今回の調査では、出産予定の妊婦1,701人、生まれた子ども1,550人が対象となっている。それによると、過去1年間に鼻炎症状を認めたのは68.8%、喘息症状(喘鳴)があったのは5.8%のみだった。何らかのアレルゲンについてIgE抗体陽性だったのは81.8%にも上った。湿疹(アトピー性皮膚炎)の既往があったのは35.7%で、湿疹が乳児期から持続するタイプは6.8%、乳児期によくなるタイプは23.7%、乳児期以降に湿疹が出るタイプは5.1%だった。また、湿疹が乳児期から持続するタイプは、喘息症状や鼻炎症状や花粉症やアレルギー感作(IgE抗体陽性)との併存リスクがあった。一方、乳児期以降に発症するタイプは鼻炎症状のみ関連し、その他のアレルギー症状やアレルギー感作とは関連がなかった。湿疹が持続するタイプは、スギ感作(IgE抗体陽性)が90.6%で認められたという。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2022年09月01日)