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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2022年11月1日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。増税・増負担の季節、まず高齢者狙い打ち。介護保険の負担増・給付減。
    高齢者医療も負担増。いずれも全体に及ぶ、防衛費増とコロナ補助金の回収作用。
    日本の直近一日当たりコロナ死者数は23人。
    直近の一日当たりのワクチン3回目接種者3万6千人。累計は83,300,373人。接種率66.2%。
    4回目は一日当たり25万2千人。累計は40,647,317人。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • 健診データから機械学習で糖尿病発症確率を高精度で推定 <大阪大学>
    大阪大学は10月11日、機械学習が非常に高い精度で糖尿病の発症確率予測に使えることを世界で初めて明らかにしたと発表した。同大の研究グループは、大阪府国保連合会と大阪府保険者協議会の協力により、個人が特定できないように加工された国保被保険者の健診結果データなどを取得。このうち約28万人分のデータを基に、サンプルサイズを変化させたときにどれだけの精度で糖尿病発症確率が推定できるかを、古典的統計モデルであるロジスティック回帰モデルと機械学習とで比較検討した。結果、サンプルサイズが1万を超えるところから両者の差が大きくなり始め、機械学習のほうが良い精度を出すことが判明した。今回の結果により、特定健診のビッグデータを使って、生活習慣病などの発症確率を高精度で予測するAIモデルを作成することが可能となった。すでにこの成果を応用し、糖尿病、脂質異常症、高血圧の発症確率を予測する高精度のAIモデルを機械学習で作成、大阪府が運営するスマートフォンアプリ「アスマイル」に搭載している。
    ◎参考サイト:大阪大学 研究専用ポータルサイト
    ◎参考サイト:おおさか健活マイレージ アスマイルについて

  • 疫学研究で、PM2.5濃度と妊娠糖尿病との関連を示唆<東邦大、九州大など>
    10月4日、東邦大学、九州大学、国立環境研究所、東京都環境公社(都環境科学研究所)は、PM2.5の濃度が妊娠糖尿病と関連している可能性を示唆する疫学研究結果を公表した。2013~2015年にかけて東京23区内の39の協力病院で単胎出産した妊婦82,773人について、出産日と妊娠初期(0~13週)、妊娠中期(14~27週)に該当する期間を求め、概ね3カ月の平均PM2.5濃度を推定した。統計モデルを使用して関連性を検討したところ、妊娠初期の PM2.5濃度が高くなると妊娠糖尿病と診断される例が多くなることが観察された。また妊娠初期について妊娠糖尿病と関連する特定の成分があるか調べたところ、有機炭素との関連性が示唆された。PM2.5濃度と妊娠糖尿病との関連は海外では報告されていたが、日本では初めてという。
    ◎参考サイト:環境疫学研究による PM2.5 と妊娠糖尿病との関連性についての知見【PDF】

(公開日 : 2022年11月01日)
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