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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2022年11月4日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。Jアラートまたもや機能不全。
    国民、日本のデジタル化に不安感。誤情報の修正にも長時間要す。
    メディアは、ミサイル発射は事実として、誤情報に寛容。
    しかし、Jアラートに欠陥あるのは事実。早急にシステムの再定義と再点検、再構築が必要。
    日本の直近一日当たりコロナ死者数は69人。
    直近の一日当たりのワクチン3回目接種者4万人。累計は83,394,310人。接種率66.2%。
    4回目は一日当たり29万1千人。累計は41,324,039人。
    ———————————————————–
    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • 「マイナ保険証」でのオンライン資格確認で考え示す <厚生労働省>
    政府が2024年秋を目途に、紙の保険証を廃止し、保険証とマイナンバーカードの一体化する方針を示していることに関連して、現在、オンライン資格確認義務化が免除されている医療機関・調剤薬局(例外医療機関等)における資格確認をどうするかが課題となっている。この点について厚生労働省保険局は、10月28日の社会保障審議会医療保険部会で考えを示した。それによると、柔道整復師・あん摩マッサージ・はり師・きゅう師の施術所や健診・保健指導機関を対象に、必要な資格情報のみを取得できる簡素な仕組みを構築。これを例外医療機関等にも導入するという。ちなみに、例外医療機関等は、医療機関・調剤薬局全体の4%に当たる。オンライン資格確認についてはそのほか、訪問診療・訪問看護等の居宅における資格確認の仕組みを構築する方針も示された。
    ◎参考サイト:第156回社会保障審議会医療保険部会[資料3 オンライン資格確認等システムについて]【PDF】

  • DPP-4阻害薬、他の糖尿病薬と比較して膵がん発症のリスクは上昇させない <岐阜大>
    岐阜大学は10月25日、同大学院のグループが、DPP-4阻害薬の使用が他の経口糖尿病薬と比較し、膵ガンの発症リスクを上昇させないことを、医療ビッグデータの解析により明らかにしたと発表した。研究では、2009年12月から2019年6月までの健保組合加入者の全レセプトと健診結果から、DPP-4阻害薬を新たに開始した61,430人と それ以外の経口糖尿病薬を開始した83,204人を抽出し比較した。結果、膵ガンの発症頻度や膵癌を発症するまでの期間について、有意な差を認めなかった。膵ガンのリスクとなる加齢や性別、膵疾患(膵管内乳糖粘液性腫瘍や慢性膵炎、膵嚢胞)、アルコール多飲を考慮しても、同様の結果となった。DPP-4阻害薬の安全性は治験や市販後調査で確認されてきたが、実験動物を用いた一部の研究結果から、膵ガンの発症リスク上昇を危惧する声があった。このことを踏まえ研究グループでは、「諸外国に比して DPP-4阻害薬を使用する糖尿病患者が圧倒的に多いわが国において、他の経口糖尿病薬と比較し、膵がんの発症リスクを上昇させないことを明確化した本研究成果は意義深いものと考える」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース【PDF】

(公開日 : 2022年11月04日)
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