オベリスク F/U
Obelisk フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年1月17日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。ひと月のコロナ死者数1万人は異常値。
クラスターから逃げられない中小病院、病床稼働率上げられず。
インフレ負担増の追い打ちで急速な経営悪化。年度末にかけて支援なければ倒産の危機も。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は284人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者1万7千人。累計は85,441,369人。接種率66.9%。
4回目は一日当たり8万1千人。累計は55,996,477人。
———————————————————–
◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 特定保健指導の短期的効果を認める ≪関西大学≫
関西大学は昨年12月23日、特定保健指導に一定の効果があったとする調査研究結果を公表した。同大の研究グループは、2014年に特定健診を受診した582万人(男性350万人、女性:232万人)のデータを解析。その結果、保健指導対象と指摘された人は、1年間で肥満指標がわずかに減少した。たとえば腹囲は、男性が-0.27 cm(95% 信頼区間 [CI] -0.29 ~ -0.26);女性が-0.34 cm(-0.41 ~ -0.27)だった。ただしこれらの効果は、時間の経過とともに減衰した。血圧、ヘモグロビンA1c、空腹時血糖、中性脂肪も、男女とも短期的な改善が見られた。さらに、その後保健指導を受けた人では、保健指導を受けなかった人より大きな改善が見られた可能性があるという。また、保健指導は男性の血圧、ヘモグロビンA1c、空腹時血糖、中性脂肪、およびHDLコレステロールの改善と関連していたが、関連の大きさは女性でより小さかった。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
- 成人期のダウン症診療GL・日本語訳を公開 <グローバルダウン症財団・日本ダウン症学会>
米・グローバルダウン症財団は昨年12月29日、成人期のダウン症診療ガイドラインの日本語版・スペイン語版を公開したと発表した。ダウン症のある成人について、エビデンスに基づく初のガイドラインで、2020年に米国医師会雑誌 JAMAに掲載されたもの。日本語訳は、日本ダウン症学会理事で、慈恵医大付属病院遺伝診療部の⽵内千仙医師を中心に行った。医療的項目には、行動障害、認知症、糖尿病、循環器系疾患、肥満症、環軸椎不安症、骨粗鬆症、甲状腺疾患、セリアック病が挙げられ、今後、睡眠時無呼吸症候群、固形がん、白血病、視力障害・眼科疾患、理学療法・運動療法などに関する項目の拡充を行う予定という。医療従事者向けのガイドライン(80ページ)に加え、より短い家族向けバージョンも用意されている。また、セリアック病、糖尿病、行動障害、定期健康診断のための簡単なアセスメント(チェックリスト)を含むツールキットも公開されている。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
◎参考サイト:成人期ダウン症診療ガイドライン 日本語版
(公開日 : 2023年01月17日)