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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年3月10日のヘッドライン
- 5類移行着実に。蓄積しよう、コロナの体験。危い経済データ発表続く。
政府2022年10月~12月期の実質GDPゼロ成長に修正。
ポストコロナ経済、株高一本頼り。経済危機の割には、金融政策、財政政策、経済政策ともに不活発な国会論戦。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は80人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者1万人。累計は86,175,761人。接種率68.4%。
4回目は一日当たり1万3千人。累計58,103,071人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 病院の2021年度の経営状況、前年度比では改善もコロナ禍前には戻らず <福祉医療機構>
福祉医療機構(WAM)は3月1日、貸付先から提出された財務諸表データを用いた2021年度の病院経営状況の分析結果を公表した。医業利益率は、一般病院で0.2%(前年度△1.1%)、精神科病院で0.6%(同0.4%)、療養型病院で3.5%(同2.1%)と、いずれの病院類型でも前年度より改善した。ただ、コロナ禍前の2019年度(一般病院1.2%・精神科病院2.4%・療養型病院5.7%)の水準には達していない。一般病院の中で、急性期一般入院料1を算定する急性期病院の経営状況を詳細に見てみると、医業利益率/経常利益率は1.4%/7.8%で、20年度(△1.8%/2.7%)、コロナ禍前の19年度(0.0%/0.3%)より改善している。ただしコロナ補助金収益を除外した経常利益率は△0.4%となり、20年度(△3.4%)からは改善しているものの、19年度(0.3%)よりは悪化している。
◎参考サイト:2021年度(令和3年度)病院の経営状況について【PDF】
- CKDによる血管石灰化の分子病態を解明 <東京医科歯科大>
東京医科歯科大学は2月13日、血液中を循環する細胞外小胞(small extracellular vesicles、EV)を介した慢性腎臓病(CKD)による血管石灰化の分子病態を解明したと発表した。同大学院の萬代新太郎助教らの研究グループは、モデルラットを使い、血管石灰化を引き起こすのは、CKDによって品質変化した血液中の循環EVであることを発見。また、この循環EVを解析することで、血管石灰化に対して優れた予測診断能と治療効果を発揮するマイクロRNA群を同定した。さらにこれらマイクロRNA群が標的とするタンパク質VEGFAを特定し、VEGFA-VEGFR2シグナルを阻害する既存薬の中から、動脈硬化の新たな治療薬シーズを見出したという。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2023年03月10日)