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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年3月16日のヘッドライン
- 5類移行着実に。蓄積しよう、コロナの体験。ヨーロッパに飛び火。スイス金融大手クレディ・スイスに経営不安説。
筆頭株主のサウジナショナル銀行、追加出資謝絶との情報。
欧州株式市場、ニューヨーク株式市場ともに、一時大揺れ。
大幅賃上げと米・欧市場の影響更に注目集まる16日の東京株式市場。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は61人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者1万1,657人。累計は86,233,585人。接種率68.5%。
4回目は一日当たり1万4千人。累計58,181,191人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 「日本版CDC」設立に向けた法案を国会に提出 <政府>
政府は3月7日、「国立健康危機管理研究機構法案」を閣議決定し、国会に提出した。国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合し、新たに感染症等に関する科学的知見の基盤・拠点を設立する法案で、「日本版CDC」とも呼ばれる。加藤厚労相は閣議後の記者会見で新しい機構の役割について、「政策決定に必要な科学的知見についての調査研究を行う」「平時から質の高い科学的知見を統括庁や厚生労働省に迅速に提供する」「パンデミック時に政府対策本部長の招集を受け意見を述べる」などにより、統括庁等の政策決定につなげることと説明。「内閣感染症危機管理統括庁や厚生労働省と密接な連携を図ることによって、科学的知見と根拠に基づいた政府の政策決定に資することが期待される」と述べた。
◎参考サイト:加藤大臣会見概要
- 2022年の抗菌剤の使用量、13年度比で3割減少 <AMR臨床リファレンスセンター >
AMR臨床リファレンスセンターは3月6日、抗菌薬の使用量に関するサーベイランスである「全国抗菌薬販売量2022年調査データ」を公表した。それによると、2022年の販売量に基づく人口千人・1日あたり抗菌薬使用量(DID)は10.22DIDであり、2013年比で約31.5%減少した。2021年と比べると、全体で0.1%増と、ほぼ横ばいとなっている。種類別にみると、2013年と比べて広域抗菌薬である内服セファロスポリン系薬は△47.3%、内服マクロライド系薬は△46.4%、内服フルオロキノロン系薬は△45.1%となる一方、狭域抗菌薬であるペニシリンの割合が増加傾向を維持している。同センターでは使用量減少の理由について、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」(2016-20)に基づくさまざまな取り組みに加え、2020年以降はCOVID-19への感染対策が徹底して広く行われた結果、急性気道感染症の罹患が減り、診療所を受診する患者が減少したことを挙げている。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
(公開日 : 2023年03月16日)