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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年5月26日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。またまたマイナトラブル。今度はマイナポイントの別人給付。
    いまのところ全国で113件。総務省全自治体調査へ。
    怖くて使えぬマイナカードになる前に、政府は現行健康保険証の存続の決断を。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • レムデシビルの心機能への副作用、その発症機序を解明 <東北大、九州大など>
    COVID-19治療薬のレムデシビルは、洞性徐脈や低血圧、QT時間延長など心機能への副作用をもたらすが、発症機序は明らかではなかった。この発症機序について東北大学は5月16日、同大と九州大などによる共同研究チームが明らかにしたと発表した。研究チームは、レムデシビルが心筋の細胞膜に存在する受容体に作用することで副作用をもたらしていると予測。350種類近い受容体に対する活性能を調べたところ、心血管の収縮などの作用を持つ「ウロテンシン受容体」に活性を有していることがわかった。マウスを使った実験や、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の心筋細胞を使った実験でも、心機能への影響が生じることを確認。また受容体の反応を抑える薬剤の投与で、副作用が低減することもわかった。研究チームでは、「この受容体経路を抑制することで、レムデシビル使用による副作用の改善が期待できる」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

  • 新型コロナへの対応を自治体担当者と専門家が総括、記録誌を公開 <日本公衆衛生協会>
    新型コロナウイルス感染症への対応について、各都道府県衛生担当部局、保健所、地方衛生研究所などの担当者、政府分科会の専門家が振り返った記録が、日本公衆衛生協会のウェブサイトで公開されている。執筆者は約90人に上り、資料を含め500頁以上のボリュームとなっている。監修は、政府分科会の尾身茂会長と専門家組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長。尾身会長はまえがきで「2009年の新型インフルエンザの流行終了後にも今回のように次世代のための総括書を作成したが、『喉元過ぎれば熱さを忘れる』という言葉のごとく残念ながら総括書で示された提案はほとんど実現されないままに時間が経過した。次回のパンデミックでは、新しい世代の人々も多く参加されると思う。本書が次回のパンデミック対応に、そして次世代の人々の参考になれば幸甚である」としている。
    ◎参考サイト:令和4年度地域保健総合推進事業「新型コロナウイルス感染症対応記録」【PDF】

(公開日 : 2023年05月26日)
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