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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年7月24日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。体感治安の悪化に、災害級猛暑の影響、西も東も交通トラブル。
    35度は当たり前、40度に迫る地域も。人体や機会にも影響。
    波及事件発生し、それがまた体感治安の悪化を招く悪循環。
    不安に付け込む詐欺も多発、ご用心。

  • コロナ禍で5歳児に約4カ月の発達の遅れ <京都大など>
    京都大、筑波大、慶応大などの研究チームは7月11日、コロナ禍を経験している保育園児では、経験していない場合と比べ、約4カ月の発達の遅れが見られたとする調査分析結果を公表した。研究チームは、首都圏のある自治体の全認可保育所に通う1歳または3歳の乳幼児887名に対し、2017年から2019年までの間に1回目の調査を、2年後に2回目の調査を行い、追跡期間中にコロナ禍を経験した群とそうでない群の間で、3歳または5歳時の発達を比較した。発達の程度は、「KIDS 乳幼児発達スケール」を用いて保育士が客観的に評価した。分析の結果、5歳時点でコロナ禍を経験した群は、そうでない群と比べて平均4.39か月の発達の遅れが確認された。一方、3歳時点では明確な発達の遅れはみられず、むしろ発達が進んでいる領域もあったという。またコロナ禍で、3歳、5歳ともに発達の個人差・施設差が拡大していることも明らかになった。
    ◎参考サイト:プレスリリース

  • 運動時の頭部への適度な衝撃が、高血圧改善につながる <国立障害者リハビリセンター>
    国立障害者リハビリテーションセンターは、国立循環器病研究センター、東京大学、東京農工大学などとの共同研究グループが、適度な運動が高血圧改善をもたらすメカニズムを発見したと発表した。軽いジョギング程度の運動中、足の着地時に頭部(脳)に伝わる適度な物理的衝撃で脳内の組織液(間質液)が動くことにより、脳内の血圧調節中枢の細胞に力学的な刺激が加わり、血圧を上げるタンパク質(アンジオテンシン受容体)の発現量が低下、血圧低下が生じることが、高血圧ラットを用いた実験で判明した。さらに、この頭部への物理的衝撃を高血圧者(ヒト)に適用すると、高血圧が改善することを世界で初めて明らかにした。この結果について同センターでは、「適度な運動による健康維持・増進効果において、運動時に頭部に加わる適度な衝撃が重要である可能性を示すもの」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2023年07月24日)
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