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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年7月25日のヘッドライン
- 健康第一、換気・うがい・手洗いで。コロナ南から北へ感染拡大中。
全国平均で定点医療機関当たり10人越え。インフル定義では流行注意報レベル。
地域的には沖縄が最多で一定点当たり30人越え。インフルで定義では流行警報レベル。
東京一定点当たり8.25人(7/10~7/16)。皇居でも秋篠宮妃の紀子さまが 感染。
- 妊産婦の夫、パートナーへのメンタルケア、7割の産科医療機関が「必要」 <日本産婦人科医会>
日本産婦人科医会は7月11日、全国の産科医療機関における妊産婦のメンタルヘルスケアの状況に関するアンケート調査結果を公表した。2015年から行われている調査で、今回公表されたのは、今年3月~5月実施分。新たに追加された、父親・パートナーのメンタルヘルスケアの必要性については、夫やパートナーのメンタルヘルスケアを行っている施設は5.5%にとどまっていたが、産婦人科でこれを行う必要性を感じているか、という設問に対しては68.4%の施設が「感じている」と回答。その内訳は、「とても感じている」(17.0%)、「やや感じている」(51.4%)だった。
◎参考サイト:令和5年度 妊産婦メンタルヘルスケア推進に関するアンケート調査結果報告
- 産後5日間、母親が加熱卵を1日1個食べても、アレルギー発症に影響なし <相模原病院・東京慈恵医大など>
国立病院機構相模原病院と東京慈恵医大などの研究チームは7月11日、授乳中の母親が加熱した卵を産後5日間毎日食べても、全く食べない場合と比べ、新生児が卵アレルギーを発症する割合に差がなかったとする分析結果を公表した。研究チームは、両親のどちらかにアレルギー疾患のある新生児380人を対象に、生後5日間に、母親が熱した卵を1日1個を連日摂取する児と、同時期に母親が卵を完全除去した児に無作為に割り付けて調査した。結果、生後3~4日の母乳中に卵タンパクが検出された児の割合は、鶏卵摂取群が11%、鶏卵除去群が2%と、摂取群が有意に多かった。しかし、生後12カ月時のアレルギー発症率、および卵に対する感作、牛乳・小麦アレルギーの発症率は、両群で有意差はなかった。「母親が卵を食すことで母乳中に分泌されるマイクログラム単位の鶏卵タンパクが、児にとって減感作療法となり、卵アレルギーの発症を予防する」という、研究チームが立てた仮説は否定されたが、「生後早期に母親が加熱された卵を摂取しても大丈夫」ということは明らかになった。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2023年07月25日)