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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年9月19日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。進む高齢者の高齢化。65歳以上の高齢者人口、3,623万人で前年より一万人減少。
    80歳以上人口は1,259万人で、前年より27万人増。高齢者の占める80歳以上人口は34.8%で前年より0.8%上昇。
    全高齢者のうち3分の1以上が80歳以上。一方で統計上初めての高齢者人口の減少。
    総務省の敬老の日にちなんだ人口推計より。

  • 統合失調症とうつ病治療における診療GL講習会受講の有効性を見出す <NCNP>
    国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は9月11日、精神保健研究所精神疾患病態研究部の橋本亮太部長を代表者とするEGUIDEプロジェクト(精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究)による、ガイドライン講習の効果検討の結果を公表した。統合失調症患者7,405名とうつ病患者3,794名におけるガイドライン推奨治療の施行割合を、ガイドライン講習に参加した精神科医(2016年~2019年、782名)が担当しているか否かで比較、ガイドライン講習の講習効果を検討した。統合失調症では、推奨治療である他の向精神薬の併用の有無を問わない抗精神病薬単剤治療率、抗不安薬・睡眠薬の処方なし治療率、他の向精神薬の併用のない抗精神病薬単剤治療率が、受講医師の方が受講しない医師に比べ有意に高い結果だった。うつ病でも、推奨治療である他の向精神薬の併用のない抗うつ薬単剤治療率、抗不安薬・睡眠薬の処方なし治療率が、受講医師の方が受講しない医師に比べ有意に高かったことが明らかになった。同センターでは「これらの結果から、ガイドラインの推奨治療の普及に対する、ガイドライン講習会の有効性を見出した」としている。
    ◎参考サイト:トピックス

  • 駅で処方せん薬を受け取るサービスを開始 <近畿日本鉄道>
    近畿日本鉄道株式会社は9月9日、通勤通学や買い物帰りに処方せん薬を受け取ることができるサービスを、大阪阿部野橋駅で始めた。同駅に設置した「処方せん受付機」に処方せんを投函、好きな場所でオンラインによる薬剤師の服薬指導を受け、希望時間に同駅の「受取ロッカー」で処方せん薬を受け取れる仕組み。“おだいじに薬局”を運営する GOODAID株式会社(本社:名古屋市)が提供するシステムを用いる。近鉄ではサービスを始めた背景として、薬局での待ち時間短縮や、非接触・非対面で処方せん薬を受け取りたいという需要が増えていることを挙げている。
    ◎参考サイト:ニュースリリース【PDF】

(公開日 : 2023年09月19日)
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