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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年10月10日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。コロナ禍シルバー世代の歩行能力を低下さす。
    6分間歩行距離がコロナ前と比較して、シルバー男性は5%程度、シルバー女性も3%程度減少した。スポーツ庁発表。
    ちなみに6分間歩行距離は、コロナ前の2019年値で、60代後半男性が約650m、60代後半女性が約610mである。

  • レカネマブ投与に際しての検査費用、治療費用をカバーする保険商品開発 <エーザイ・東京海上日動>
    エーザイと東京海上日動は9月28日、レカネマブ(製品名:レケンビ)が薬事承認されたことを踏まえた「認知症治療支援保険」を共同開発したと発表した。レカネマブ投与の前提となるアミロイドβ病理を確認するためのPET検査費用、および診断確定後の治療費用に一時金を支払うという保険商品で、保険料は50~54歳の男性、軽度認知障害等一時金30万円、アルツハイマー病による軽度認知障害等一時金100万円の場合、月額1,370円となる。企業等を契約者とし、その構成員等が任意に加入する団体契約のみ。
    ◎参考サイト:プレスリリース【PDF】

  • NASHの新たな病態メカニズムを解明 <名古屋大>
    名古屋大学は9月20日、同大および東京医科大などの研究グループが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)において、マクロファージへのコレステロール蓄積が肝線維化を促進するという新たな病態メカニズムを明らかにしたと発表した。研究グループは、NASHマウスモデルやヒトNASHサンプルの解析から、死細胞の処理にあたるマクロファージにコレステロールが蓄積することでNASHに特徴的な活性化が誘導され、肝線維化が進行することを発見した。さらに、独自の超分子ポリロタキサンを合成し、マクロファージ内に蓄積したコレステロールを排泄させることで、NASHマウスモデルにおける肝線維化を抑制することに成功した。
    ◎参考サイト:名古屋大 研究成果発信サイト

(公開日 : 2023年10月10日)
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