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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年10月24日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。在宅医療介護の従事者 安全対策進まず。
    埼玉ふじみの市の医師射殺事件、26日から裁判開始、事件発生から1年9ヶ月。
    従事医師らの4割が「身の危険を感じるような経験」をしているとの調査結果も。
    避けて通れぬ在宅医療、介護、高齢者の高齢化。厚労省の責務重大。

  • 2022年の病院の耐震化率は、79.5% <厚労省>
    厚生労働省は10月10日、病院の耐震改修状況調査の結果を公表し、2022年9月時点で、全国の病院の耐震化率は、前年より0.8ポイント改善し79.5%だったことを明らかにした。「防災・減災・国土強靭化のための3カ年緊急対策」の目標である80.0%にはわずかに及ばなかったが、厚労省によれば、今年度中に達成する見込みだという。災害拠点病院と救命救急センターの耐震化率は、95.4%だった。耐震性がない建物とは、1981年以前に建築された建物であって、「Is値」0.6未満(震度6強程度の地震により倒壊又は崩壊する危険性がある)の建物をいう。
    ◎参考サイト:報道発表資料

  • ノンアル飲料の提供で飲酒量が減少することを世界で初めて実証 <筑波大>
    筑波大学は10月5日、ノンアルコール飲料の提供により飲酒量が有意に減少することを、世界で初めて見出したと発表した。研究グループは、参加者123人を介入群と対照群に分け、介入群にノンアルコール飲料を12週間提供した。その結果、飲酒量の低減は、対照群と比較して介入群で有意に大きく、その効果が提供8週間後も持続していることもわかった。介入12週目時点における介入群の飲酒量は、介入前と比較して1日あたり純アルコール換算で平均11.5g減少していた。また、介入群のノンアルコール飲料摂取量の増加と飲酒量の減少とに相関が見られ、ノンアルコール飲料がアルコール飲料に置き換わって摂取された可能性が考えられた。この結果から研究グループでは、「過剰なアルコール摂取を減らすための対策として、ノンアルコール飲料が有用であり、ノンアルコール飲料が減酒のきっかけになる可能性が明らかになった」としている。
    ◎参考サイト:TSUKUBA JOURNAL

(公開日 : 2023年10月24日)
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