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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年10月26日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。最高裁、性同一性障害特別法の生殖不能要件は「違憲」と判定。
    「外観要件」は高裁差し戻し。自民に渦巻く、ご都合性別による社会混乱説。
    最高裁は、「医学・社会の変化」を重視。「医療の進展もあり、生殖不能要件を課すこと自体が、医学的にみて合理的関連性を欠くに至った」と指摘。

  • 去痰薬、鎮咳薬の供給増に向け、メーカーへの支援を検討 <武見厚労相>
    厚生労働省は10月18日、供給不足が懸念される去痰薬や鎮咳薬について、製薬企業8社への増産要請により、9月末時点と比べ、1割程度(鎮咳薬約1,100万錠、去痰薬約1,750万錠)供給が増える見通しになったと発表した。武見厚労相は同日の記者会見でこの件に言及。製薬企業側は、他の医薬品の生産ラインからの緊急融通、在庫の放出等により対応しているが、年明け以降の増産には、製造人員の新たな確保、24時間の生産体制への移行、他の医薬品の生産ラインからのさらなる緊急融通、生産設備の増強が必要との声が寄せられていることを明らかにした。そのうえで、「今般の経済対策の中で、これまで増産要請に対応してきた企業に、さらに増産に向けた投資をしてもらうための支援を講じる方向で検討していく」と述べた。また、2024年度薬価改定において、供給不足が生じていて不採算品と考えられる品目について、薬価上の対応も検討していく意向を表明した。
    ◎参考サイト:武見大臣会見概要

  • 9月の医薬品出荷状況、前月と変わらず <日本製薬団体連合会>
    日本製薬団体連合会は10月19日、医療用医薬品の安定供給状況に関する9月調査結果を公開した。限定出荷品目と供給停止品目の合計は4,058品目で、全医薬品17,682品目に占める割合は、前月調査同じ22.9%だった。後発品では、限定出荷/供給停止品目の合計は2,947品目で、後発品全体9,141品目に占める割合は、前回調査比0.1ポイント減の32.2%だった。出荷量では、出荷量減少・出荷停止・販売中止の合計が、全医薬品で2,751品目、後発品は1,779品目で、全医薬品/全後発品に占める割合はそれぞれ15.6%(前回調査比0.7ポイント増))、19.5%(同0.8ポイント増)だった。
    ◎参考サイト:医薬品の供給状況にかかる調査

(公開日 : 2023年10月26日)
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