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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年11月6日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。岸田内閣支持率、自民党支持率34.1%をはるかに下回る28.3%。下降の流れ止まらず。
    経済政策評価率32%より更に低く。共同通信世論調査で。
    「決断と実行」なきイメージが影響か。

  • 医師臨床研修マッチング率、今年度は90.5% <厚生労働省>
    厚生労働省は10月26日、医師臨床研修マッチング協議会が実施した2023年度の医師臨床研修マッチング(24年度から研修開始)の結果を公表した。登録者数9,913人(前年度比▲11人)に対し内定者数は8,968人(同▲27人)で、内定率は前年度とほぼ同じ(0.1ポイント減)90.5%だった。大都市部のある6都府県(東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県)を除く41道県での内定者数は56,289人であり、その割合は前年度より0.6ポイント減少の59.0%だった。ちなみに内定者の都市部への集中を是正する取り組みが始まった2010年度は、41道府県の内定者が占める割合は52.4%だった。内定者の対前年度増加率上位5件は、次のとおり。山形県(56人→75人)、奈良県(98人→126人)、長崎県(89人→111人)、青森県(73人→85人)、石川県(83人→95人)。
    ◎参考サイト:報道発表資料

  • 「高額医療費集団」における多疾患併存パターンを明らかに <慶大・東京医科歯科大・川崎医大>
    慶應義塾大学は10月19日、全国規模のデータを基に、マルチモビディティ(多疾患併存)のパターンを明らかにしたと発表した。同大と東京医科歯科大、川崎医科大の共同研究グループが解析対象としたのは、協会けんぽから提供された2015年度に加入していた被保険者1,699万人のうち、年間医療費が上位10%に当たる高額医療費集団169万人の健診・レセプトデータ。潜在クラス分析という手法を用い、出現頻度の高い疾病コード(68病名)に基づき、30パターンに分類し解析したところ、高額医療費集団では、95.6%の人がマルチモビディティに該当することがわかった。また、高血圧、糖尿病、脂質異常症を同時に併発した「広義の(=腹囲や肥満などを含めない)」メタボが7つのパターンに分類され、全集団の31.8%を占めることも明らかになった。協会けんぽのデータを用いた先行研究はこれまで支部単位の報告がほとんどで、全国規模のデータベースを用いた論文報告は今回が初めてという。研究グループでは今回の成果について、「複雑な病態であるマルチモビディティを理解する一助となり、今後の健康施策において重点を置くべき病態を検討するうえで、役立つことが期待される」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース【PDF】

(公開日 : 2023年11月06日)
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