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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年11月13日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。医薬品慢性的不足長期化。
    製薬メーカー 安定供給への設備投資に時間。ジェネリックメーカーは、新薬価決定待ち。
    一方で財務省の低医療費政策翻らず。総合経済対策にも即効性のある政策なし。

  • 地域フォーミュラリの実施ガイドラインを公表 <日本フォーミュラリ学会>
    日本フォーミュラリ学会は11月1日、「地域フォーミュラリの実施ガイドライン(GL)」をウェブサイト上で公開した。GLではフォーミュラリに採用する対象医薬品(収載薬)を、有効性、安全性のほか、経済性の観点も含めて検討すべきとし、「後発医薬品(バイオ後続品を含む)」かつ「同種同効薬が多く存在する疾患領域の医薬品」であり、先発品は推奨薬にはならないとした。初期導入の候補としては、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬などの降圧薬、α-グルコシダーゼ阻害薬などの糖尿病用薬、HMG-CoA 還元酵素阻害剤などの高コレステロール血症治療薬、抗ヒスタミン薬などを挙げた。ただ病状が重篤な状況などで使用せざるを得ない先発医薬品は、「オプション」としてカテゴライズした。
    ◎参考サイト:お知らせ

  • AI技術活用し、非造影CT画像から膵臓がんを検出 <富士フィルム・神戸大>
    富士フイルム株式会社と神戸大学は11月1日、AI技術を活用して腹部の非造影CT画像から膵臓がんが疑われる所見の検出を支援する技術を開発したと発表した。両者はCT画像から膵臓がんの早期発見を支援するAI技術の開発を目指し、2021年8月に、神戸大の児玉裕三教授・村上卓道教授を中心としたチームのもとで共同研究を開始。今年4月には、造影CT画像から膵臓がんが疑われる所見を検出する技術を開発した。今回、約1,000症例の非造影CT画像をAIに学習させ、膵臓がんの直接所見である腫瘤、間接所見である膵萎縮・膵管拡張を検出する技術の開発に成功。造影CT画像に比べてコントラストが低く不明瞭な非造影CT画像にも対応し、膵臓がんの検出を支援する技術の適用対象を拡大させた。両者は「今後、一般的な検診や人間ドックで撮影される非造影CT画像からより多くの潜在的な膵臓がん患者を拾い上げ、早期治療につながることが期待できる」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2023年11月13日)
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