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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年12月7日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。改正大麻取締法成立。
    英国製難治てんかん薬で、大麻成分を使った「エピティオレックス」の治験加
    速、1~2年後には国内流通の見込み。
    大麻成分の有害成分THCはモルヒネなどと同様の規制下に。

  • GLP-1製剤の適応外使用は「専門医に対する信頼を毀損」と警告 <日本糖尿病学会>
    日本糖尿病学会は11月28日、GLP-1 受容体作動薬やGIP/GLP-1 受容体作動薬の美容・痩身・ダイエット等を目的とする適応外使用が広がっていることについて、適正な処方を求める声明を医師に向けて発表した。声明では、医師とくに同学会員に対し、「不適切な薬物療法が患者の健康を脅かす危険を常に念頭に置き、不適切な広告表示を厳に戒め、薬剤の適正な処方を行うこと」を求めた。また同本学会専門医による不適切な薬剤使用の推奨は、糖尿病専門医に対する国民の信頼を毀損するもので学会として認められるものでないとして、強く警告している。
    ◎参考サイト:GLP-1 受容体作動薬および GIP/GLP-1 受容体作動薬の適応外使用に関する日本糖尿病学会の見解【PDF】

  • 肥満症治療適応としてのGLP-1製剤の薬価収載で、ステートメント <日本肥満学会>
    日本肥満学会は11月25日、GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名ウゴービー皮下注)の薬価収載に合わせて、「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」を公開した。ステートメントでは、本剤の適応はあくまで「肥満症」、すなわち「肥満に起因ないし関連する健康被害を合併するか、その合併が予測され、医学的に減量を必要とする疾患」であり、単に内臓脂肪が蓄積した結果、BMI25以上となった「肥満」ではないことを、改めて強調した。またウゴービーの薬価収載に当たって厚労省が作成した最適使用推進ガイドラインを参照することも求めている。
    ◎参考サイト:肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント

(公開日 : 2023年12月07日)
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