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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年2月29日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。1位2位連合で日本に売上2兆円規模の圧倒的ドラッグストアチェーン誕生。
    イオン傘下でウェルシアとツルハが統合。健康社会のリーディングカンパニーを目指す。
    3位以下のドラッグストアの合従均衡の動き促進につながる可能性。

  • ウゴービ発売で、「安全・適正な使用」を訴える <日本肥満学会>
    2月22日、ノボノルディスクファーマから肥満症治療薬ウゴービ(一般名:セマグルチド/持続性GLP-1受容体作動薬)が発売されたのを受け、日本肥満学会は同日、ステートメントを公表した。ステートメントではウゴービについて、「肥満症に対する十分な理解のもと、安全・適正に使用されることが望まれる。特に、本剤は健康障害を伴わない(したがって肥満症とは診断されない)肥満に用いるべきではなく、また低体重や普通体重など適応外の体重者に対し美容・痩身・ダイエット等の目的で用いる薬剤ではない点には、十分留意すべきである」としている。セマグルチドは2型糖尿病治療薬オゼンピックとしてすでに使用されているが、「やせ薬」としての適応外使用が社会問題となっている。同学会では昨年11月、ウゴービが薬価収載された際のステートメントでこの問題に言及。ウゴービは、オゼンピックとは独立した臨床試験において肥満症に対する効果と安全性の検証プロセスを経て上市された「別の製剤」との見解を示している。
    ◎参考サイト:肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント(GLP-1受容体作動薬発売に関して)

  • 「ポリファーマシー対策の進め方」を改訂 <日病薬>
    日本病院薬剤師会は「ポリファーマシー対策の進め方」を改訂、2月14日にVer.2.0として公表した。これまでのVer1.0は昨年9月に公表されたが、2024年度診療報酬改定において、多職種連携によるポリファーマシー対策をさらに推進する観点から、薬剤総合評価調整加算の算定要件の見直しが予定されていることを受け、今回の改訂となった。Ver 2.0では、「ポリファーマシー対策に関する業務手順書の例示」が追加されるとともに、多職種連携による薬物療法の総合的評価、情報共有ができる体制に対応するための改訂が行われているという。
    ◎参考サイト:ポリファーマシー対策の進め方(Ver 2.0)の公表について

(公開日 : 2024年02月29日)
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