オベリスク F/U

Obelisk フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年4月1日のヘッドライン

  • 医療事業者のガバナンス力疑わせる東京女子医大背任事件。
    今日から薬価大マイナス改定と医師の働き方改革が同時スタート。
    同時並行で、半強制的業界人件費引き上げ案も実施中。
    課題、山積の中、解決力をためされる2024年度医療事業業界のマネジメント力。

  • 「ゲノム医療法」への提言を取りまとめる <日本医師会・日本医学会>
    日本医師会と日本医学会はこのほど「『良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律』に関する提言」をとりまとめ、3月13日、日医会館小講堂で合同の記者会見を開催した。冒頭、門脇孝日本医学会長は、今回の提言について、「いわゆるゲノム医療法が昨年6月16日に施行され、現在、基本計画の策定作業が進められていることを踏まえ、そこに組み入れるべき事項を取りまとめたものになっている」と、共同提言を取りまとめた背景を説明。続いて松本日医会長が、「医療界にとっても大変重要な内容であり、日本医学会からの要請もあったことから、今回、共同提言を出すことにした」と公表に至った経緯を報告。ゲノム医療法は、ほとんど全ての医学・医療分野に関連し、関係する省庁も多数にわたることから、今後、日本医学会と協力してゲノム医療法の基本計画に本提言を組み入れるべく、関係各方面に働き掛けていく考えを示した。福嶋義光・日本医学会「遺伝子・健康・社会」検討委員長は、「ゲノム医学と言うと、従来は研究の側面が強かったが、その成果を医療に生かせる時代がやってきた」とした上で、ゲノム医療法は、ゲノム医療のスタートであるとの認識を示した。
    ◎参考サイト:日医on-line

  • 紹介状と退院サマリ文章案を自動生成する電子カルテシステム発売 <NEC>
    NECは3月18日、生成AIを搭載した電子カルテシステム「MegaOak/iS(メガオーク アイエス)」を、本年4月から開始すると発表した。電子カルテに記載された診療情報をもとに、診療情報提供書(紹介状)と退院サマリに活用できる文章案を自動生成するという。検証の結果、文章を新規作成する場合と比較して作成時間を平均47%削減でき、表現や正確性についても医師から高い評価を受けたという。引用元である電子カルテの記載内容を関連付けて表示するため、医師がエビデンスを効率的に確認することが可能であり、生成AIの正確性や信頼性の問題(ハルシネーション)への対策になる。今後は、クラウドセキュアに接続サービスを介して、「MegaOak/iS」以外の電子カルテシステムでも、生成AIの利用を可能とする予定。標準価格は7,200万円~(税抜)。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2024年04月01日)
高い視点と広い視野”デジタルマガジン"「オベリスク」
Obelisk
診療報酬のことから身近なこと、法律のことまで。医療関係者に役立つ多様な情報やニュースを日々配信する"デジタルマガジン" 。