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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年4月22日のヘッドライン

  • 河野デジタル外相 奇怪な手紙を配布。自民国会議員に、「マイナ保険証利用低迷の原因は医療機関の受付が悪いせい」と。
    自分の責任を医療機関に転嫁。その上「犯人捜しする」との脅し文句も。
    デジタル事業の成否は失敗の積み重ね。辛抱力足りない人にデジタル相を任せてはいけない。

  • 先天梅毒が増加、2022・23年は前年の1.4倍 <国立感染症研究所>
    国立感染症研究所は4月12日、胎児に経胎盤感染する先天梅毒の2022~2023年の動向を公表した。感染症発生動向調査において報告された梅毒の2022年、2023年の診断年別妊娠症例数は、2019~2021年の年間200例前後と比べて大幅に増加。2022年は267例、2023年は383例であり、それぞれ前年の1.4倍となった。また、2021年以降女性症例数が大幅に増加していた中で、2023年には妊娠症例数だけでなく割合も増加し(7.2%)、数および割合がともに過去2年間を上回った。妊娠症例数が前年を上回っていた都道府県は、2022年、2023年ともに25都道府県であり、全国的な増加を認めた。一方、女性人口100万人あたり妊娠症例数が高かったと都道府県は、2022年は沖縄県(9.4)、宮崎県(9.0)、東京都(8.7)など。2023年は大阪府(14.0)、宮崎県(12.6)、東京都(10.6)などとなっている。
    ◎参考サイト:感染症発生動向調査に基づく妊娠中の女性における梅毒の届出、2022~2023年

  • 高血圧になりにくい食事パターンを、AI解析で明らかに <東北大>
    東北大学は4月4日、AIにより、コホート研究のデータから分類した食事パターンと高血圧発症リスクとの関連を検討した結果を公表した。大学院医工学研究科健康維持増進医工学分野の永富良一教授らの研究グループは、協同組合仙台卸商センター組合員男性447名を対象に2008年から2010年まで2年間追跡したコホート研究から、簡易自記式食事歴質問票(BDHQ)のデータを、教師なしの機械学習法で解析。特徴的な食事パターンの検出に成功した。検出された食事パターンは接種頻度の高い順に、「海産物とアルコール飲料」「低タンパク・低食物繊維・高炭水化物」「乳製品・野菜」「肉」の4種類だった。そのうえで高血圧発症リスクとの関連を検討した結果、「乳製品・野菜」「肉」の食事パターンは、「海産物とアルコール飲料」に比べ、高血圧発症リスクが6割以上少ないことが明らかになった。研究グループでは、「小規模なデータからも、食事などの複雑な生活行動と健康との関連をAIによる解析により明らかにできることを示した研究であり、今後、さまざまな活用が期待される」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2024年04月22日)
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