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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年4月25日のヘッドライン

  • プラスチックが脳を襲う?!頸動脈狭窄症患者257人の欠陥分析の結果、150人(58%)からマイクロプラスチックを検出。
    3年間の追跡調査の結果、検出群と非検出群では、脳卒中や心筋梗塞の発症率で4倍以上の差。
    環境問題と疾病の因果関係の解明につながるか。
    イタリアなどの研究チームが米医学誌ニューイングランド・ジャーナス・オブ・メディシンで発表。

  • 2023年度、医療機関の休廃業・解散、倒産ともに過去最多を更新 <帝国データバンク>
    帝国データバンクは4月17日、2023年度の医療機関の休廃業・解散件数は、前年度比37.1%増の709件であり、これまで最多だった2019年度の561件を上回ったと発表した。業態別にみると、「病院」が19件(構成比2.7%)、「診療所」が580件(同81.8%)、「歯科医院」が110 件(同15.5%)となり、「診療所」と「歯科医院」が過去最多を更新。10年前と比較して「診療所」は2.4 倍、「歯科医院」は2.8倍に増えた。倒産件数も2023年度は55件で、これまで最多だった09年度(45件)を上回り、こちらも過去最多。内訳は「病院」3件、「診療所」28件、「歯科医院」24件だった。帝国データバンクでは、診療所の休廃業・解散が突出していることについて、後継者難と経営者の高齢化を指摘。また、今後、休廃業・解散の増加とともに、高齢経営者の健康問題などをきっかけに法的整理に踏み切る診療所、歯科医院も増加することが予想され、医療機関の倒産件数も引き続き高水準で推移する、との見方を示している。
    ◎参考サイト:医療機関の「休廃業・解散」動向調査(2023年度)

  • 新型コロナワクチン、心筋炎・心膜炎の既往への注意喚起 <厚生労働省>
    厚生労働省は4月15日の事務連絡で、新型コロナワクチンの接種に伴い副反応を疑う症状が生じた者への対応について再周知した。事務連絡では、ワクチン接種に際し、新型コロナウイルス関連の心筋炎・心膜炎の既往を有する者に対しては、接種適否の判断を慎重に行うこと、副反応などについて十分な説明を行い同意を確実に得たうえで注意して接種すること、「胸の痛み、動悸、息切れ、むくみ」などの心筋炎・心膜炎を疑う症状が見られた場合には速やかに医療機関を受診することを接種前に説明することなどを求めている。
    ◎参考サイト:新型コロナワクチンの接種に伴い副反応を疑う症状が生じた者への対応について(再周知)【PDF】

(公開日 : 2024年04月25日)
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