中村十念の考えるヒント十ヵ条

Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。

[MG10]No.55 月開発に中国の知性を探るヒント十ヶ条

(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念 


1.大国のリーダーは宇宙を目指したがる。そのファーストステップとして「月」がある。
まず月面に衛星を到着させたのはロシアである。1957年のスプートニクショックは世界を驚かせた。1969年にはアポロ11号のアームストロング船長が月面に降り立った。

2.中国が宇宙に目を向け始めたのはつい最近である。2004年に「嫦娥」プロジェクトを始めた。米ロに遅れること50年。しかし、この20年で中国は米・ロとの差をほとんどゼロにした。

3.嫦娥というのは日本で言えばかぐや姫の類である。広辞苑にこうある。“中国古代の伝説で羿 (げい)の妻。夫が西王母から得た不死の薬を盗み飲み、昇仙して月宮に入ったと伝えられている。”

4.嫦娥プロジェクトの進行は綿密に管理され予定通りの成果を収めた。中国の知性を感じさせる。ビジネス上も非常に参考になるので、ここに紹介したい。

5.まず、次のような5つの任務目標が明確に定められた。
①地球外天体からの物質のサンプルリターン。
➁地球外天体での点火・離陸・軌道投入。
③月周回軌道上でのドッキング。
④地球への再突入と帰還。
⑤資料の保存、分析、研究システムの構築。 ・・・

Obeliskのeアカデミアコースでは、マネジメントを”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。ここではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非Obeliskのeアカデミアコースへご加入ください。

(公開日 : 2024年07月08日)
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