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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年8月2日のヘッドライン

  • 金融市場大荒れ。円高、株安、金利上げ。
    中東紛争拡大で石油リスク上昇、物価状況見通せず。アメリカFRBは9月の利下げ検討。大統領選絡みで、こちらも不透明。
    国民生活は、コロナでもゾコーバ売れ残り。家計は不調。注目される今日の東証の動き。

  • HPVワクチン、対象年齢の女性に早めの接種を呼びかけ <日本小児科学会>
    日本小児科学会は7月23日、HPVワクチン接種を受けていない「1997年度~2007年度生まれの女性」と「2008年度生まれの女性」に対し、早めのワクチン接種を促す声明を発表した。97年度~07年度生まれ(誕生日が97年4月2 日~08年4月1日)の女性が公費によるキャッチアップ接種を受けられる期間は、25年3月末までとなる。現在高校1年相当の2008年度生まれの女性が定期接種として受けられる期間も同様だ。これら対象年齢の女性に対し声明は、計3回の接種が完了するまでに約6か月間かかることも踏まえ、なるべく早めに接種を始めるよう呼びかけている。任意接種として自己負担でHPVワクチン接種を受けることも可能だが、2 価・4価ワクチンでは3回接種で 4~5万円、9価ワクチンでは8~10万円、2回接種で 5~7 万円の接種費用がかかることも案内した。
    ◎参考サイト:ヒトパピローマウイルスワクチン接種について

  • ALT値が示す新たな脂肪性肝疾患リスク <岐阜大学>
    岐阜大学は7月22日、同大保健管理センター・山本眞由美教授、三輪貴生医師らのグループが、職域健診におけるMASLDの同定についてALTとの関連を明らかにした。MASLDとは、2023年に提唱された脂肪性肝疾患の新定義で、日本肝臓学会は肝疾患の早期発見・早期治療のため、ALT値が30を超えていた場合、まずかかりつけ医等を受診することを、「奈良宣言2023」において推奨している。この研究では、健診を受診した大学職員627名を対象とし、腹部エコー検査によりMASLDを診断、ALT値との関連を検討した。結果、年齢中央値46歳の大学職員において28%(男性38%、女性18%)にMASLDがあり、ALTが有用な指標となることが示唆された。またMASLDを特定するためのカットオフ値としてALT 29IU/Lが算出され、「奈良宣言2023」の推奨は、MASLDの観点からも妥当であることが明らかとなった。
    ◎参考サイト:研究・採択情報

(公開日 : 2024年08月02日)
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