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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年10月10日のヘッドライン
- 衆院解散 石破首相の早い動きに野党ついていけるか。
17日間の短期決戦、共闘まとめる猶予もなし。
非自民票が増えても、票分散。対自民の統一的政策の芯を作る人もなし。
各党公約バラバラ。首相は慌しくASEAN外遊へ。
- 月1,000万円以上の高額レセプト、2023年は2,000件超で過去最高 <健保連>
健保連は10月3日、2023年度(23年1月16日~24年1月15日)の高額レセプト上位の概要を公表。1カ月の医療費が1,000万円以上の件数は、前年度より364件増加し過去最多の2,156件だったことを明らかにした。その主な要因は、薬剤費の高額化。新薬創薬のイノベーションにより、画期的な新薬の保険収載が相次いだことによる。2014年度の高額レセプト(月額医療費)上位100位を見ると、心臓手術や人工心臓を必要とする循環器系疾患や血友病が主な疾患だったが、2023年度の高額レセプト上位100位を見ると、先天性の難病や悪性腫瘍等、概ね超高額な医薬品の使用に起因する疾患に変化している。また、血友病で使用される医薬品も、近年保険収載された高額医薬品の使用が顕著に見られるという。
◎参考サイト:高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要【PDF】
- 妊娠糖尿病でも7割は随時血糖値「異常なし」、50gGCTの実施を <神戸大>
神戸大学は9月18日、妊娠中期(妊娠24~28週)の妊娠糖尿病スクリーニング検査で用いられることが多い随時血糖値測定法を単独で使用すると、多くの妊娠糖尿病が見逃される危険性があるとする研究結果を公表した。冨本雅子大学院生、谷村憲司特命教授らと、廣田勇士准教授らの研究グループは、2019年2月~2022年1月の間に神大附属病院産科婦人科にかかり、妊娠24週~28週に50g糖負荷試験(50gGCT)を受けた763人の妊婦のカルテを調査。その結果、241人(31.6%)に50gGCTで異常があり、最終的に99人が妊娠糖尿病と診断された。この99人の随時血糖値を確認したところ、71人(71.7%)は異常がなく、随時血糖測定法のみで妊娠糖尿病を見つけ出そうとすると、50gGCTを実施していた場合に診断できていたはずの妊娠糖尿病妊婦の約7割が見逃される危険性があることがわかった。研究グループでは、「今後、随時血糖値測定法ではなく、より検出率の高い50gGCTを積極的に導入していくことで妊娠糖尿病の見落としを減らせる」とコメントしている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2024年10月10日)