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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年11月15日のヘッドライン

  • 医療提供スキル低下の傾向ないか。兵庫県立こども病院の女児死亡例、病院自ら、複合ミスを自覚、指摘。
    診断力・薬剤知識・処方知識等の基本的能力の欠如。報連相や相互チェック能力観察力等絶対に不足。
    医師だけでなく看護師等の医療スタッフもこのリスクは共通。
    因果関係だけでなくこの背後に潜む本質的な原因の究明こそ重要。事故調査委員会の洞察力に期待。

  • 働きすぎの医師は覚醒度が低下し、抑うつ・バーンアウトに <順天堂大>
    順天堂大学は10月30日、医師の睡眠時間と、抑うつ・バーンアウトの程度について検討した研究結果を公表した。同大と米ペンシルバニア大の共同研究グループは、日本全国の1,200人以上の医師に、覚醒度を客観的に評価するPVT(精神運動覚醒テスト)を実施するとともに、質問票により抑うつとバーンアウトの程度を評価。両者の結果を検討した。その結果、▼長時間労働の医師は睡眠が短い。▼短時間睡眠では覚醒度が低下する。▼覚醒度の低下は、医師の抑うつ、バーンアウトの程度と有意に関連する――といった結果が得られた。また1日あたり6時間の睡眠確保には、年間960時間を超さない程度の残業時間が求められること、6時間/日の睡眠確保により、PVTの成績も一定のレベルが維持できると考えられることも明らかになった。
    ◎参考サイト:ニュース&イベント

  • 訪問介護事業者の倒産、早くも過去最多に <東京商工リサーチ>
    2024年の「訪問介護事業者」の倒産が10月までに72件判明し、2023年の年間67件を上回り、過去最多を記録したことがわかった。東京商工リサーチが11月5日に公表したレポートによると、72件のうち、個人企業他を含め資本金1千万円未満が61件(構成比84.7%、前年同期48件)、従業員数10人未満が68件(同94.4%、同41件)と、小・零細規模の事業者が大半を占めた。レポートは、「物価高に伴う運営コストは高止まりし、ヘルパー不足の解消見通しは立たない。そこに基本報酬の引き下げのダメージを受けやすい小・零細の訪問介護事業者の倒産増がこれから本格化する恐れがある」「公定価格で価格転嫁が難しい事業であるだけに支援が行き届かなければ、倒産増に歯止めはかからないだろう」とし、今年の訪問介護事業者の倒産件数は80件を超えるとの見通しを示している。
    ◎参考サイト:TSRデータインサイト

(公開日 : 2024年11月15日)
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