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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2025年5月19日のヘッドライン

  • 糖尿病治療薬の適正使用を改めて要請 <医薬品医療機器総合機構>
    医薬品医療機器総合機構(PMDA)は5月7日、「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用に関するお知らせ」を更新・公表した。これらの薬剤についてはいまだに、ダイエット薬などと称する医療広告が散見されることから、日本では2型糖尿病治療についてのみ使用が認められていることを強調、医療関係者・患者に対し「適正使用」への協力を改めて要請した。また不適切使用を推奨する記事等については、規制当局への連絡するなどの対応をとることも示した。
    ◎参考サイト:製薬企業からの適正使用等に関するお知らせ

  • 中学生までの小児喘息5タイプを特定 <国立成育医療研究センター>
    国立成育医療研究センターは4月24日、中学生までの小児喘鳴のタイプが5つあること、またそれらが肺機能およびIgE感作とどのように関連するかを明らかにしたと発表した。アレルギーセンターの山本貴和子氏、福家辰樹氏らは、2003年以降、同センターで出産予定だった妊婦(1,701人)と、生まれた子ども(1,550人)のデータを分析。その結果、中学生までの小児喘鳴について、「早期発症の一過性喘鳴」「後期発症の一過性喘鳴」「低頻度喘鳴」「持続性喘鳴」「喘鳴なし/稀な喘鳴」の5つのタイプに分けられたという。持続性喘鳴タイプは、13歳時点での%V25の低下やFeNOレベルの上昇、複数のアレルゲンに対する感作の増加と関連、他のタイプでは、肺機能の顕著な低下は見られなかった。肺機能の顕著な低下が特徴的な欧米の研究結果とは異なる特徴を示した。同センターでは、「本研究の結果は、日本の小児集団における喘鳴とぜん息の現状の理解を深めるものであり、今後のぜん息の研究や医療政策策定などに貢献することが期待される」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2025年05月19日)
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