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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2025年7月4日のヘッドライン

  • 2024年度日本国の一般会計税収額は75.2兆円、対前年比104.4%。対前年増額+3.2兆円。
    インフレ効果で法人税112.9%、+2.0兆円。消費税108.4%、+2.0兆円の伸び。
    この2つの伸びの合計は+4.0兆円で、全体の伸び+3.2兆円を大きく上回る。
    一方、所得税は22.0兆円から21.2兆円に大幅減少、対前年比96.4%、-0.8兆円。
    所得がインフレにコテンパンにやられた結果の名目上の税収増であった。喜んではいけない。

  • 東京女子医大の運営に「不適合」評価 <大学基準協会>
    大学の運営のあり方を認証評価する大学基準協会は6月19日、東京女子医大の評価を「適合」判定から「不適合」に変更したことを明らかにした。同大では、元理事長らが背任罪で起訴されたことを受け設置した第三者委員会が、ガバナンス不全だったとする報告書を公表している。同協会では、こうした一連の経緯が21年度評価の時に明らかになっていなかったとして、改めて評価の妥当性を検証。結果、今回の評価変更となった。大学基準会は文科相の認証を得た公益財団法人で、不適合の評価を受けると、国に対する補助金申請にも影響が出る。
    ◎参考サイト:お知らせ

  • エイジズムに反対、緩和ケアへの見解など「立場」を表明 <日本老年医学会>
    日本老年医学会はこのほど、人生の最終段階における医療やケアに関する基本的な見解をまとめた「立場表明」を改定、6月27日に公表した。立場表明は冒頭で「年齢による差別(エイジズム)に反対する」と宣言。たとえ超高齢で重い障がいを有していても、「最善の医療およびケア」が保障されなくてはならないとした。その上で、緩和ケアの一層の推進、本人の意思と意向の尊重など、計10項目の「立場」を列挙した。緩和ケアについては、「本人の尊厳を損なったり苦痛を増大させたりする医療行為を差し控えること、一旦開始した医療行為を終了することは、安楽死でも自殺ほう助でもない」とした。同時に、安楽死あるいは医療者による自殺ほう助、またはその双方を合法化することに対しては「支持しない」との立場を明らかにしている。同学会では2001年に最初の「立場表明」を発表、その後、「立場表明2012」へ改訂し、今回、「立場表明2025」へと再改訂した。
    ◎参考サイト:高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025

(公開日 : 2025年07月04日)
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