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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2025年7月9日のヘッドライン

  • 厚労省、病院の赤字補填と病床数削減の両立政策、今年度も継続へ。
    直近2年以上赤字の病院が対象。削減病床1床当たり410万円を給付。
    ただし、1病院当り10床が上限。予算額約170億円。前年度はこの政策で7,170床の病床削減となった。総ベッド数148万床の約0.5%にあたる。

  • 失効した健康保険証でも、資格確認できれば10割負担求めず <厚生労働省>
    厚生労働省は、医療機関を受診する際、失効した保険証だけを持参しても、被保険者番号等により資格確認できれば窓口で10割負担を求めない方針を明らかにした。8月1日以降、多数の自治体で国保保険証が順次失効していくことを踏まえた対応で、来年3月末までの暫定措置となる。すでに日本医師会や病院団体などには、6月27日付の事務連絡で周知した。患者に対し次回からはマイナ保険証または資格確認書を持参するよう働きかけることについて協力も要請している。
    ◎参考サイト:事務連絡【PDF】※日本医療法人協会のサイト

  • オスタバロ皮下注、過量投与防止のため専用の注入器使用を呼びかけ <PMDA>
    医薬品医療機器総合機構(PMDA)は6月30日、骨粗鬆症治療剤・オスタバロ皮下注カートリッジについて、専用の注入器(オスタバロインジェクター)を使用して投与するよう、注意喚起した。同剤はオスタバロインジェクターを使用して 1 日 1 回投与するカートリッジ剤であり、1本のカートリッジには14日分の有効成分が入っている。これをシリンジで全量を吸い取り一度に投与し重篤な副作用を起こした例が、2023年1月30日から25年2月12日までの間に5例、製造販売元の帝人ファーマに報告されているという。なかには、意識消失や低酸素血症など重篤な副作用が発生した症例もあった。
    ◎参考サイト:製薬企業からの適正使用等に関するお知らせ【PDF】

(公開日 : 2025年07月09日)
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