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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2025年7月14日のヘッドライン

  • 2024年度決算見込みで、6,500億円の黒字 <協会けんぽ>
    全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)は7月4日、2024年度の決算見込みを公表した。それによると収入が11兆8,525億円、支出が11兆1,939億円、収支差は前年度から 1,923億円増加し、6,586億円の黒字となった。黒字は15年連続。賃上げ等による標準報酬月額の増加や被保険者数の増加により保険料収入が前年度比3,492億円の増加となった一方で、保険給付費は医療費の伸びが低めに推移した影響で前年度比1,040億円の増加にとどまった。協会けんぽでは、「医療費については、新型コロナの臨時的特例廃止(2024年3月末廃止)等の特殊要因で伸びが抑えられていることが一定程度影響しており、今後の動向を慎重に見極める必要がある」としている。
    ◎参考サイト:お知らせ

  • 自社製品使用の見返りに、医師に現金供与、HOYA子会社に厳重警告 <公取協>
    医療機器業公正取引協議会(公取協)は6月30日、HOYA Technosurgical株式会社(以下、HOYAテクノ)に対し、公正競争規約違反があったとして厳重警告を申し渡した。公取協の調べによるとHOYAテクノは、2018~23年に全国43病院の医師ら132人に対し、自社製品を使用する見返りに付与したポイントを、私的な飲食代などの領収書と交換する形で、現金を渡していた。総額は約1,227万円に上るという。HOYAテクノは、相手方医師が公務員やみなし公務員の場合、民間病院所属と偽ったり、1回当たりの経費が高額となる場合は、参加者人数を水増ししたり、領収書を分割して受領し、複数回開催したことにし、1人当たり・1回当たりの経費を低く見せかけるなどの工作も行っていた。HOYAテクノは光学機器大手HOYAの100%子会社で、医療用のセラミックス製品などを販売している。
    ◎参考サイト:公取協:厳重警告、公表事案について
    HOYA Technosurgical:調査結果概要報告書(公表版)【PDF】 再発防止策の策定に関するお知らせ【PDF】
(公開日 : 2025年07月14日)
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