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メディカルICTリーダー養成講座【初級】フォローアップ
≪サイバー用語紹介≫
ICT関連文書等を読み解くために必要な各種用語を解説します。

2020年1月の用語紹介

  • 無線LAN
    ネットで用いられる通信に、無線の信号を用いるもの。LAN はLocal Area Network の略で、通常は会社や家など小さい単位で用いる。インターネットとはルータを境にネットワーク的には分離されている(データの行き来は可能)。これに対して広範囲を対象とするネットワークはWAN(Wide Area Network) と呼ぶ。
    ◎インデックス:む

  • WAN
    Wide Area Network。LAN に対になる言葉で、広域な無線通信回線ネットワークを指す。LTE(4G) やWiMAX がこれに含まれる。
    ◎インデックス:W

  • Wi-Fi
    →無線LAN
    ◎インデックス:W

  • AES
    暗号化方式の一要素。利用する無線LAN の暗号化方式にAES という文字が入っている、WPAPSK(AES) やWPA2-PSK(AES) という方式は、「暗号キー」を共有しない範囲では安全とされる。また、無線LAN に限らずファイルや記憶装置の暗号化方式としても用いられ、数字+ bit で記述される「鍵長」の数字が大きいほど、不正な解読が困難とされる。
    ◎インデックス:A

  • WPA
    Wi-Fi Protected Access。無線LAN の暗号化方式の一つで、WPA-PSK(AES)と書かれたもので、「暗号キー」を他人と共有しない限り安全。TKIP と入っていれば利用を避ける。公衆無線LAN でこの方式を採用している場合は、「暗号キー」を他人と共有する場合もあるので注意。
    ◎インデックス:W

  • WPA2
    Wi-Fi Protected Access 2。WPA をより強力にしたもので、AES が標準となった。「暗号キー」を他人と共有しない範囲では、安全とされている。もしTKIP と入っているものがあれば利用は避ける。公衆無線LAN でこの方式を採用している場合、「暗号キー」を他人と共有する場合は危険。
    ◎インデックス:W

  • WPA3
    Wi-Fi Protected Access 3。WPA2 で近年発見された特殊な脆弱性や、そのほか無線LAN にまつわる問題点の多くを解消する暗号化方式。
    ◎インデックス:W

  • WEP
    Wired Equivalent Privacy。暗号化方式の一つだが、容易に解読可能で安全ではない。無線LANアクセスポイントの暗号化方式にこの文字が入っていたら危険と考え利用を絶対に避ける。
    ◎インデックス:W

  • 出典:インターネットの安全・安心ハンドブックVer.4.03(内閣サイバーセキュリティセンター)
    https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html
(公開日 : 2020年01月01日)