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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年6月9日のヘッドライン

  • 備えよ次に。第2次補正予算案で、医療提供体制の強化2兆円
    一方、給付金事業、緊急融資事業、特別定額給付金事業等スピード感なく機能不全。

  • 新型コロナ抗体検査 簡易キットでは偽陽性多い可能性 <東大先端研>
    東京⼤学先端科学技術研究センター(先端研)などのチームは5月31日、新型コロナウイルス抗体検査について、簡易検査キットによる定性検査は偽陽性が多く出る可能性があるとする調査結果を発表した。調査は5月、ひらた中央病院(福島県平田村)に勤務する医療・介護従事者680人を対象に実施。IgGに関し定性検査(イムノクロマト法)では58人が陽性を示したが、定量検査(化学発光法、カットオフ10AU/ml)での陽性は6人だった。定性検査陰性の622人は定量検査でも陰性だった。先端研では「簡易キットは偽陽性が多く出る可能性が考えられる」としている。また、この結果についてひらた中央病院非常勤医の坪倉正治氏は、メールマガジン「MRIC(医療ガバナンス学会)」への寄稿の中で、「抗体検査はSARSとも交差反応があり、風邪コロナとの交差反応の比率も十分調査されていない。感染者が少ない地域では、ノイズがどの程度あるかの調査が引き続き重要である。この点でノイズが高い簡易キットは疫学調査には向いていない」との見解を示している。
    ◎参考サイト:東大先端研・新型コロナウィルスの抗体測定について
    ◎参考サイト:MRIC vol.115(2020.6.2)

  • 気管支喘息患者は新型コロナウイルスに感染しにくい可能性を示唆 <国立成育医療研究センター>
    国立成育医療研究センターは6月2日、気管支喘息患者が新型コロナウイルスに感染しにくい可能性を示唆する研究結果を発表した。関係する論文をメタ解析した結果、中国、米国、メキシコの8都市から報告された合計17,485名の新型コロナウイルス患者のうち、気管支喘息の合併率は5.27%。一方、当該国の一般集団での気管支喘息の有病率は7.95%であり、気管支喘息患者群の方が有意に低かったという。考えられる理由として同センターでは、アレルギー疾患患者の気道上皮細胞では、新型コロナウイルスの受容体(ACE2)が、喘息病態を形成するサイトカイン(IL-13)の働きにより、産生されにくいこと等を挙げている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2020年06月09日)