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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年8月25日のヘッドライン

  • 備えよ次に。新型コロナの感染症法上の分類 見直し検討
    現在は指定感染症でPCR検査もその枠内での運用。
    厚労省アドバイザリーボードと政府の感染症対策分科会とも同意見。

  • 2019年度医療費、後期高齢者は3.9%増の約6.9兆円<国民健康保険中央会>
    国民健康保険中央会は8月7日、2019年度の国民健康保険と後期高齢者医療の医療費速報を発表、国保計(市町村国保+国保組合)の医療費は10兆7,453億円(前年度比0.7%減)、後期高齢者医療は16兆9,074億円(同3.9%増)だった。国保計では、一人当たり医療費が前年度比3.0%増加したが、件数が2.9%減少した結果、医療費総額は前年度より減少した形だ。後期高齢者医療は、一人当たり医療費が1.4%増、件数も2.7%増で、医療費総額を押し上げた。
    ◎参考サイト:医療費速報 令和元年度診療分 

  • 9歳の約75%がIgE抗体陽性 <国立成育医療研究センター>
    8月5日、国立成育医療研究センターアレルギーセンター 大矢幸弘アレルギーセンター長らの研究グループは、一般の小児を対象とした成育コホートから、どのくらいの子どもにアレルギーがあるかを調べた分析結果を発表した。2003年から、同センターで出産予定の妊婦1,701人と生まれた子ども1,550人のデータを分析したところ、IgE抗体陽性だった子どもは5歳時から9歳時にかけて増加傾向にあり、9歳時では約75%が何らかのアレルゲンに対してIgE抗体陽性を示したという。また、鼻炎症状を有する子どもも5歳から9歳で3倍に増加していた。さらに、アトピー性皮膚炎やぜん鳴の経過はいくつかのタイプに分けられ、アレルギー症状の経過が一様ではないことから、研究グループは、小児アレルギーの治療においては経過や症状に合わせたベストな治療を行うことが重要だとしている。
    ◎参考サイト:国立成育医療研究センター プレスリリース

(公開日 : 2020年08月25日)