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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年8月26日のヘッドライン

  • 備えよ次に。スパコン、勘を超えず
    富岳の感染防止計算、常識を裏付け。
    布マスクも飛沫防止にある程度の効果、飛沫吸い込み効果は限定的。
    対角開けに換気効果等。

  • 新型コロナ渦で介護サービス縮小、<広島大学・日本老年医学会>
    広島大学公衆衛生学講座と日本老年医学会は7月30日、新型コロナ禍における認知症の人の症状の変化と家族の介護負担について調べたアンケート調査の結果を公表した。調査は、全国の高齢者医療・介護施設および介護支援専門員を対象にオンラインで実施され、945施設・介護支援専門員751人の回答を得た。結果、医療・介護施設の38.5%、介護支援専門員の38.1%が介護サービスの制限などで「認知症者に影響が生じた」と回答。特に、在宅者では「認知機能の低下、身体活動量の低下等の影響がみられた」とする回答が目立った。また、在宅認知症者が介護サービスを受けられなくなった場合、72.6%の介護支援専門員が「家族が介護を行うことがあった」と回答した。それによる影響については、「仕事を休んだ」が最多で40.1%、「体調不良となった」が21.7%、「抑うつ気味になった」が27.5%だった。
    ◎参考サイト:研究成果(広島大学)

  • 新型コロナ流⾏期で提言 高齢者は「発症前にACPを」 <⽇本⽼年医学会>
    日本老年医学会は8月4日、新型コロナウイルス感染症の流⾏期において、高齢者が「最善の医療およびケア」を受けるための提言を公表した。提言では、COVID-19は急速に重症化するケースが多く、さまざまな医療・ケアの選択について短時間で決断することは困難であるとして、発症前から、本人・家族、多職種の医療・ケア従事者は共同意思決定を目指してACPを実施すべきとしている。また、ACPは、本人・家族の知識・関心や医療・ケア従事者の意欲に依存して実施されるのではなく、社会のシステムとして構築されるべき時代となっていることを認識し、日本老年医学会「ACP 推進に関する提言」などを参照してACPを実施することを勧めている。
    ◎参考サイト:日本老年医学会からの提言(ACP実施のタイミングを考える)【PDF】

(公開日 : 2020年08月26日)