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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年11月11日のヘッドライン

  • 診療所経営状況、耳鼻咽喉科と小児科を中心に「依然として厳しい」 <中川日医会長>
    日本医師会の中川会長は11月5日の記者会見で、2020年7月と8月の診療所経営調査に触れ、「依然として厳しい状況」との認識を示した。入院外総件数の前年同月比は、2020年5月のマイナス幅がもっとも大きく、6月にはやや改善したが、7月、8月と改善傾向が見られなかった。特に落ち込みが大きいのが耳鼻咽喉科と小児科。8月分で見ると、全体では総件数▲8.0%・総点数▲5.5%だったのに対し、耳鼻咽喉科は総件数▲16.9%・総点数▲18.4%、小児科は総件数▲30.6%・総点数▲28.2%だった。日医ではその理由として、「新型コロナによる受診控えが続いている」としている。
    ◎参考サイト:日医on-line
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症の診療所経営への影響 ―2020年7月~8月分―【PDF】

  • 後期高齢者、窓口負担原則2割など意見書を提出 <健保連など5団体>
    健康保険組合連合会、全国健康保険協会、日本経済団体連合会、日本商工会議所、日本労働組合総連合会の5団体は11月4日、「医療保険制度の改革に向けた被用者保険関係5団体の意見」を田村厚労相宛に提出した。意見書では、後期高齢者の窓口負担について、低所得者に配慮しつつ早急に原則2割とする方向で見直すべきとした。また医療費適正化策として、国民負担の軽減と医療の質の向上を実現するため、フォーミュラリ(生活習慣病薬の適正な選択)導入の推進、重複・多剤投薬の是正をはじめとする薬剤処方の適正化などを挙げた。
    ◎参考サイト:医療保険制度の改革に向けた被用者保険関係5団体の意見【PDF】※健保連のサイト

(公開日 : 2020年11月11日)