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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年11月15日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。新型コロナワクチン 全国民2回目接種率、G7諸国で首位達成か。
11月11日時点で75%台のカナダに次ぐ74.7%で2位。一回目接種率が78.2%に達していることから76%越えの可能性。
インフルエンザ感染者数は累計82人(11月7日時点)。厚労省発表。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- コロナの影響か、2020年度は通所系サービスの利用者が減少 <厚生労働省>
厚生労働省は11月2日、2020年度介護給付費等実態統計を公表した。それによると実受給者数は、前年度に比べ10万7,900人・1.8%増え621万9,000人となった。内訳をみると、訪問看護(8.6%増)、訪問介護(1.1%増)などが増加した半面、コロナ禍の影響か、通所介護(3.3%減)、通所リハ(5.8%減)、短期入所生活介護(13.6%減)など通所系サービスの減少が目立つ。利用者一人当たりの費用額(2021年4月審査分)は、介護予防サービスが前年同期比300円増の2万8,400円、介護サービスが3,300円増の20万1,700円となっている。
◎参考サイト:令和2年度 介護給付費等実態統計の概要
- 歯周病原細菌によるNAFLD悪化のメカニズムを解明 <新潟大学・理研>
新潟大学と理化学研究所は10月26日、両者による共同研究グループが、歯周病がNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)を悪化させるメカニズムを明らかにしたと発表した。これまで歯周病がNAFLDのリスク因子であることは知られていたが、そのメカニズムは明らかになっていなかった。研究では、NAFLDモデルマウスに健康な状態と歯周病の状態、それぞれを代表する口腔細菌を投与しメカニズムを解析した。その結果、前者はNAFLD病変を悪化させなかったが、後者、特に代表的な歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisは、腸内細菌機能、腸内細菌代謝物を変化させるとともに、腸管のバリア機能を低下させ内毒素血症を誘発、肝臓の機能に悪影響を与えることが明らかになった。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年11月15日)