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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2022年3月3日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。オミクロン感染者致死率、インフル以上と厚労省発表。
    インフル0.09%、オミクロン0.13%(いずれも推定値)。
    一日当たりブースター接種者数100万人超の121万人。
    累計者数は27,008,127人。
    ———————————————————–
    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • 人工乳房による悪性リンパ腫発症について、患者等への情報提供を要請 <厚労省>
    厚労省は2月18日、ゲル充填人工乳房により乳房再建をした患者やその希望者に対し、術後、定期/自己検診を継続することの重要性を広く周知するよう求める通知を、都道府県などに発出した。同日、関連4学会から、ゲル充填人工乳房に起因する未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)の3例目、4例目が公表されたことを受けたもの。通知では、インプラント埋入からBIA-ALCL発症までの期間に係る情報、日本で使用可能な製品に関する安全性情報が更新されたことも示し、これらの情報を広報誌やSNSを利用した情報提供など、幅広い周知に協力するよう要請している。
    ◎参考サイト:ゲル充填人工乳房及び皮膚拡張植込み患者等における乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)の発生及び植込み患者等に対する情報提供について(周知依頼)【PDF】

  • 高齢者施設の回廊構造が、新型コロナ集団感染を引き起こす可能性 <電通大>
    電気通信大学は2月17日、新型コロナ感染防止対策として部屋の換気を行うことが、方法次第ではマイクロ飛沫の移動を引き起こし、集団感染の一因となる可能性があるとする研究結果を発表した。同大の研究グループは、実際にクラスターが発生した宮城県内の高齢者施設において、CO2トレーサガス法で気流を調査したところ、感染者が入居していた個室から隣接するデイルームに向かって、換気扇により緩やかな気流が発生していることを発見。さらに個室から漏れ出したエアロゾルは1分程度でデイルームに到達し、そこに滞在する複数人に再吸入された可能性があることを、コンピュータによる熱流体シミュレーションで明らかにした。ちなみにこのデイルームは、ビル管理法の基準に適合した換気量を確保し、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が定める換気回数の基準にも適合していた。この結果を踏まえ研究グループでは、「回廊を中心として共用エリアと私的エリアが繋がっているという高齢者施設に特有の空間設計においては、換気能力のみならず、風の流れを考慮した感染症対策が必要」とし、今後、関連ガイドラインの見直しと、既存建物における気流改善の必要性を提言していく意向を明らかにしている。
    ◎参考サイト:ニュースリリース【PDF】

(公開日 : 2022年03月03日)
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