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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年5月16日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。大型連休明け一週間。コロナ戦線、異常なし。
一日当たり死者数25人。医療機関の患者呼び戻しが課題に。
直近の一日当たり3回目接種者は24万人。累計者数は7,000万人突破、70,123,412人。接種率55.4%でイスラエル越え。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 大学病院の事業多角化に関するレポート公表 <日医総研>
日医総研は4月26日、リサーチレポート「大学病院の現状について」を公表した。レポートは、大学病院では事業の多角化によって新たな財源の確保を図っているとし、その例として、美容医療(自由診療)の実施や、敷地内薬局への不動産の賃貸などを挙げた。美容医療については、国公立大学の3分の1、私立大学の8割以上で実施しているとの調査結果を紹介。敷地内薬局への不動産賃貸は、大学病院本院81病院のうち、開局済が約3割に当たる23病院、準備中が11病院あるという。また国立大学では2018年調査では6割近くが敷地内薬局なし(予定なし)と回答していたが、2022年は準備中も含め6割近くが敷地内薬局を有しているという。レポートでは地域医療連携推進法人を設立し、地域の民間病院を囲い込む懸念にも言及。教育や高度の医療の提供といった大学病院が本来果たすべき役割に鑑み、こうした現状に疑問を投げかけている。
◎参考サイト:リサーチレポート №125
- アトピー性皮膚炎などのかゆみ、掻破で増えるタンパク質が原因 <岡山大>
岡山大学は5月2日、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などに伴う「かゆみと掻破の悪循環」のメカニズムに関する研究結果を公表した。同大と九大、米・ジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎モデルマウスによる研究から、皮膚からのかゆみ信号を脳へ送る脊髄神経(かゆみ伝達神経)の活動が高まっていること、皮膚への引っ掻き刺激を抑えるとそれが起こらないことを見出した。さらに、皮膚を繰り返し引っ掻くことで、皮膚と脊髄をつなぐ感覚神経でNPTX2というタンパク質が増え、これが脊髄のかゆみ伝達神経に作用すると、その神経の活動が高まることを発見した。実際に、NPTX2を無くしたマウスでは、脊髄のかゆみ信号伝達神経の活動が低下し、かゆみも軽減したという。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2022年05月16日)