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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年11月2日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、ポストコロナ。冬の電力 安定供給黄信号、全国的。
医療機関・介護施設はあらかじめの停電防止対策・換気対策の検討と実施を。
日本の直近一日当たりコロナ死者数は52人。
直近の一日当たりのワクチン3回目接種者5万3千人。累計は83,353,543人。接種率66.2%。
4回目は一日当たり38万5千人。累計は41,032,961人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 発熱外来への診療報酬加算、来年3月まで延長 <厚生労働省>
厚生労働省は10月26日の事務連絡で、発熱外来を設置した医療機関が算定できる二類感染症患者入院診療加算(250点)について、要件を見直したうえで、10月末から2023年3月末まで延長すると発表した。算定できるのは、新たに発熱外来を設ける/1週間当たり診療時間を30分以上拡充/過去に通院歴のない患者も対象とする、などのいずれかを満たす場合。この措置について、日医の長島常任理事は同日の定例記者会見で、「新型コロナとインフルエンザの同時期流行に向けた医療提供体制を拡充する方向で、新たな評価が示されたことは、地域医療の実情を関係各位にご理解いただけた結果」と評価した。
◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その79)【PDF】
◎参考サイト:日医on-line
- 新型コロナ感染者の致死率、パンデミック当初の30分の1まで低下 <横浜市立大>
横浜市立大学は10月20日、同大附属病院化学療法センター・堀田信之センター長らの研究グループが、新型コロナウイルス感染者の致死率が、パンデミック初頭から30分の1以下に低下したことを明らかにしたと発表した。研究グループは、米国ジョンズ・ホプキンス大学から、2020年1月26日~2022年8月21日までの週間新規発症数および死亡数の提供を受け、致死率(感染者のうちの死亡者の割合)を算出した。致死率は、診断から死亡までのタイムラグを考慮し、「1週間の死亡数」を「2週間前の新規発症数」で割った値とし、対数変換した後、線形回帰モデルを適用した。全世界および人口上位11カ国のデータを分析した結果、世界の新型コロナによる致死率は、2020年2月の8.5%から2022年8月の0.27%まで低下した。2.5年間の推定相対リスク減少率は96.8%(95%信頼区間[CI]95.6-97.6、P ≪ 0.001)だった。パンデミック期間中に90%以上の相対リスク低下が見られたのは、中国(97.2%)、アメリカ(90.4%)、ブラジル(93.6%)、メキシコ(96.7%)、日本(98.4%)だった。堀田氏らは、「新型コロナウイルスの致死率は2年半の経過中に徐々に低下しており、インフルエンザにおける致死率(0.05-0.5%と推定)に近づいている。その原因として、ワクチン接種のひろがりや治療の効果、感染による免疫獲得、ウイルス自体の弱毒化などの複合的効果が推測される」としている。
◎参考サイト:ニュース
(公開日 : 2022年11月02日)