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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年4月25日のヘッドライン

  • 5類移行着実に。蓄積しよう、コロナの体験。選挙の結果、大きな流れは低投票率と自民一強。
    小さな流れは維持と女性。既存野党、逆流に沈没。
    東京都杉並区議会は女性議員シェアが50%以上に。
    日本の直近一日当たりコロナ死者数は13人。
    直近の一日当たりのワクチン3回目接種者5千人。累計は86,458,753人。接種率68.7%。
    4回目は一日当たり9千人。累計58,511,056人。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • アトピー性皮膚炎への早期治療介入による鶏卵アレルギー発症予防効果を実証 <国立成育医療研究センター>
    国立成育医療研究センターの大矢幸弘・アレルギーセンター長らは、湿疹などにより荒れた皮膚からのアレルゲン侵入がアレルギー発祥のリスクを高める一方、消化管で吸収されたアレルゲンはアレルギー発症のリスクを下げるとする「二重抗原曝露仮説」を実証する世界初の報告を発表した。4月10日に発表されたプレスリリースによると大矢氏らは、全国16施設において、最低28日間持続または断続的な痒みを伴う湿疹を有し、The U.K. Working Partyの診断基準でアトピー性皮膚炎と診断された乳児(生後7~13週)を、積極治療群・318例と標準治療群・322例にランダムに割り付けたうえで、生後28週時での鶏卵アレルギーの有病率を検討した(積極治群は、ステロイド外用薬を無症状の部位を含む全身に使用、標準治療群は湿疹が出たときにだけ使用、保湿剤使用は共通)。その結果、積極治療群は標準治療群と比較して、鶏卵アレルギー発症の有病率を25%減らすことができたという。ただし、早期積極群で6名の成長障害入院例がいたこと、因果関係は不明だが早期積極群が標準群と比較して体重や身長の平均が低くかったことを受け、大矢氏は「研究で行われた介入方法をそのまま実臨床で行うのではなく、患者さんの症状や重症度などにあわて、適切な強さのステロイド外用薬の選択を行い、個々の患者さんごとにステロイド外用薬の使用期間と減量のスケジュールを組み立てて副作用を回避し、湿疹ゼロの状態を実現・維持していくことが求められる」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

  • うつ病検出プログラムが、プログラム医療機器の優先審査対象品目に <慶大・住友ファーマ、i2medical>
    慶應義塾大学は4月10日、同大医学部の岸本泰士郎特任教授の研究グループ、住友ファーマ株式会社、i2medical合同会社の三者共同で実用化に向けて取り組んでいる「うつ病検出・重症度評価支援プログラム『SWIFT』(仮称)」が、厚生労働省による初めてのプログラム医療機器(SaMD)の優先審査対象品目に指定されたことを明らかにした。SWIFTは、ウェアラブルデバイスから収集される患者の生体活動・生体データを解析、DSM-5で定義される抑うつエピソードを満たすか否かの推定結果と、ハミルトンうつ病評価尺度の推定点数を出力することで、うつ病または双極性障害の抑うつエピソードの検出および重症度評価を支援するシステム。3月29日付けで、初の「プログラム医療機器に係る優先的な審査等の対象品目」に指定されたという。昨年9月に始まったこの制度は、画期性や有用性などの要件を満たしたSaMDを優先的に審査するもの。現在実施中の臨床研究を加速し十分量のデータを蓄積するとともに、推定精度を向上させ、3 年以内に治験を開始することを目指しているという。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2023年04月25日)
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