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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年6月5日のヘッドライン
- 健康第一、換気・うがい・手洗いで。日本人の平均寿命ますます加速か、「人生100年」に更なる現実味。
アミロイドβ(ベータ)除去型のアルツハイマー治療薬をエーザイが開発。
米欧日、相次いで認可申請中。高い検査料・薬剤料が普及のネックとなる可能性も。
国内のアルツハイマー型認知症患者数約300万人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 4月末の地域連携薬局は3,716軒、専門医療機関連携薬局は146軒 <厚生労働省>
厚生労働省は先ごろ、4月30日時点の地域連携薬局は3,716軒、専門医療機関連携薬局は146軒であることを明らかにした。都道府県別にみると、地域連携薬局が多いのは、東京都647軒、神奈川県346軒、大阪府262軒、埼玉県226軒、北海道188軒。少ないのは、沖縄県6軒、佐賀県8軒、福井県・島根県11軒、山梨県12軒、秋田県13軒など。専門医療機関連携薬局については、東京都13軒、大阪府11軒、神奈川県・北海道10軒、愛知県8軒、埼玉県・千葉県・福岡県7軒などが多い一方で、いまだ9件(秋田、山梨、福井、奈良、和歌山、鳥取、香川、宮崎、沖縄)では0軒のままとなっている。
◎参考サイト:認定薬局の件数(令和5年4月30日時点)【PDF】
- 乳児期の唾液接触が学齢期のアレルギー発症リスクを低下させる <和歌山県立医大>
和歌山県立医科大学は5月24日、同大および兵庫県立医大、獨協医大、高槻赤十字病院との共同研究により、「乳児期の唾液接触と学齢期のアレルギー発症リスク低下との関連性」をアジアで初めて明らかにしたと発表した。研究チームは2016~17年、石川県と栃木県の小・中学生3,570人とその保護者にアンケートを実施。乳児期の食器の共有や親の唾液によるおしゃぶりの洗浄を介した唾液接触と、学齢期の湿疹(アトピー性皮膚炎)、アレルギー性鼻炎、喘息の発症リスクとの関連を分析した。その結果、乳児期の食器共有による唾液接触は、学齢期の湿疹発症リスクの低下と、親の唾液によるおしゃぶりの洗浄を介した唾液接触は、学齢期の湿疹・アレルギー性鼻炎発症リスクの低下と、有意に関連していた。さらに、学齢期の喘息と、親の唾液によるおしゃぶりの洗浄を介した唾液接触は、はっきりとした有意差は出なかったものの、「発症リスク低下の可能性」について推測できる結果が出たという。同種の結果は、スウェーデンにおける先行研究で明らかになっていたが、アジアでは初という。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2023年06月05日)