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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年12月4日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。中国の謎の呼吸器疾患対策、「感染症危機管理統括庁」始動の時。
    小児に多く「発熱あり、咳なし、胸部X線(+)」の症状。
    台湾は既に検疫強化、中国への渡航者にインフルエンザや新型コロナのワクチン接種推奨。
    謎の疾患とせぬよう情報開示し、水際対策の強化を図れ。

  • 花粉症治療で長期処方・リフィル処方箋の活用促進を求める <厚生労働省>
    厚生労働省は11月21日付の事務連絡で、都道府県に対し、花粉症の治療に当たり長期処方やリフィル処方箋を積極的に活用するよう、医療機関、薬局に周知するよう求めた。10月、関係閣僚会議がとりまとめた「花粉症対策 初期集中対応パッケージ」を受けたもの。パッケージでは「前シーズンまでの治療で合う治療薬が分かっているケースや現役世代の通院負担等」を踏まえ、長期処方やリフィル処方箋の活用を積極的に促進するとされている。
    ◎参考サイト:花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用について【PDF】※全日病のサイト
    ◎参考サイト:花粉症対策 初期集中対応パッケージ【PDF】

  • 日本の小児/保護者、舌下免疫療法の順守率は3年間で漸減 <国立成育医療研究センター>
    国立成育医療研究センターは11月17日、アレルギー性鼻炎の治療法である舌下免疫療法(SLIT)の3年間の治療遵守率の傾向を調査した結果を公表した。社会医学研究部 臨床疫学・ヘルスサービス研究室の大久保祐輔室長と免疫アレルギー・感染研究部 アレルギー研究室の森田英明室長ら研究チームは、民間のレセプトデータベースを活用し、2015年~2021年の間にSLITを開始した、20歳未満の子どもと保護者約5万人分のデータを分析した。その結果、日本の子どもと保護者のSLITでは、最初の1年目の治療遵守率は75.6%、3年目は53.9%と徐々に低下していた。これは、欧州の先行研究と同等かそれ以上だった。治療遵守率はシダキュアや10歳未満の小児で高く、10代の小児や20代〜30代の保護者では低い傾向が見られた。治療遵守率を向上させる要因として、夏季に治療を開始すること、経口抗ヒスタミン薬などの併用療法、医療機関の特性、親子での同時治療などが示された。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2023年12月04日)
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