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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年6月23日のヘッドライン

  • 備えよ次に。経済財政諮問会議「デジタル・ニューディール」による新たな日常の実現が骨子
    骨太方針はデジタル化への集中投資・活力ある日本経済の実現・生産性向上・包摂的社会の実現・新たな日常を支える地域社会の実現の5本柱。
    デジタル投資の主要分野は、行政・医療・教育。

  • コロナ診療の手引き第2.1版に界面活性剤を追記 <厚労省新型コロナ対策推進本部>
    厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は6月18日、「新型コロナウイルス感染症診療の手引き第2.1版」に関する事務連絡を、都道府県などに発出、関係各所へ周知するよう求めた。 5月18日に発表された第2版では、院内感染対策として患者の周囲の環境(ナースコール、テーブルなど)も、「アルコールや抗ウイルス作用のある消毒剤で清拭消毒を行う」としたが、第2.1版では、独立行政法人製品評価技術基盤機構が新型コロナウイルスに対して有効と報告した界面活性剤5種を列挙。アルコール等の消毒薬が不足した状況下では、「医療機関でも導入の参考になると思われる」としている。
    ◎参考サイト:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第2.1版」の周知について
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症診療の手引き2020 第2.1版

  • シクレソニドの新型コロナウイルス増殖抑制機構を明らかに <群馬パース大>
    群馬パース大学大学院の研究チームは6月17日、喘息治療薬シクレソニド(商品名:オルベスコ)の新型コロナウイルス増殖抑制機構を分子レベルで明らかにしたと発表した。発表によると、シクレソニドは新型コロナウイルスゲノム複製酵素には作用しなかったものの、複製の際に生じた変異を修正する酵素の活性中心と結合することで、ウイルスゲノムの正確な複製を阻害したという。これまでシクレソニドが新型コロナウイルスのゲノム複製を抑制することは確認されていたが、その機序は不明だった。同チームは今回の結果について、今後の新しい抗ウイルス薬の設計など創薬にも役立つ情報として期待されるとしている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2020年06月23日)