中村十念の考えるヒント十ヵ条
Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[MG10]No.38「アフター2類」を考えるヒント十ヶ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念
1.今年の5月には、コロナの感染症区分が2類相当から5類に変更される。コロナで経営基盤がガタガタになったという人も多いのではないだろうか。 再建の段取りを考えてみたい。
2.最初に比較してみるべきは、コロナ前の2019年の患者リストと最近の患者リストの比較である。変化がないところは少なく、減少しているところも多いと思われる。複数の診療科を持つところは診療科ごとに、保険診療以外のアイテムについても観察することが必要だ。「受診者なくして経営なし」である。
3.次には金融機関の通帳を観察してみよう。まず大事なのは2019年の各月末の残高と今のそれを比較してみることである。次に支払基金からの入金額の流れを月毎に追ってみる。行政からの振り込み額は、予防接種が増え、検診が減ったというのが大きな傾向だろう。それを金額的に把握したい。「特需はいつか消える」ことを認識しよう。
4.従業員の顔も忘れてはならない。いなくなったり、入れ替わったりしているところも多いのではないだろうか。この3年間の給与の推移についても把握しておこう。 従業員の家庭環境の変化にも気を配ろう。「人は石垣、人は城である。」
5.職場環境も大きく変わっているところも多い。その代表は発熱外来である。発熱 熱外来を設けたところは、事後始末の段取りを考えておこう。「整理、整頓、清潔、習慣、スマイル」の5Sを心掛けよう。 ・・・
Obeliskのeアカデミアコースでは、マネジメントを”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。ここではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非Obeliskのeアカデミアコースへご加入ください。 |